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オーテックジャパン30年の軌跡AUTECH HISTORY OF 30YEARS

1986~1995

オーテックジャパン設立
~ファクトリーカスタムの始まり

1986年9月、オーテックジャパンは日産グループ内にある特装車の機能と人材を集結させた「特装エンジニアリング会社」として神奈川県茅ケ崎市の地に設立されました。初代社長には、日産スカイラインの開発責任者を長年務めていた櫻井眞一郎が就任。同年10月より仮事務所での営業を開始し、直列6気筒エンジンをイメージした社屋が竣工したのは翌年1987年となります。

設立当初は、トラックなど商用特装車の販売が中心でしたが、1987年には、アウトドア仕様の「ラルゴ ウミボウズ」を発売。また、当時の最高級車「セドリック/グロリア ロイヤルリムジン」の発売など、乗用車をベースとした特装車がラインアップに加わりました。以降、電動開閉式の幌を備えた「シルビア コンバーチブル (1988年)」、エンジンから足回りまでチューニングを施した「スカイライン(R31) GTSオーテックバージョン(1988年)」、1989年にはイタリアの名門カロッツェリア ザガート社との共同開発によって「オーテック ザガート ステルビオ」を発売するなど、1990年には累計販売台数5万台を達成しました。

福祉車両の開発においても、1994年には日本初の全自動式リフターを採用した「キャラバン/ホーミー チェアキャブ」、1995年には日本初の助手席回転シート車 「マーチ アンシャンテ」を発売。これをきっかけに、お年寄りやお体の不自由な方に向けた福祉車両(ライフケアビークル)のラインアップを充実させていきました。

1986~1995年の車種

設立から10年、日産グループにおける特装車メーカーとして、従来型の量産方式とは異なる新しいクルマ作りでコンプリートカスタムカー=ファクトリーカスタムを生み出していきました。

また、特装車の製造だけに限らず、設立2年目より日産モータースポーツのエンジン(耐久レース用エンジン)開発サポートにも携わり、全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権(JSPCシリーズ)優勝やデイトナ24時間耐久レース優勝に貢献しています。

1996~2005

ライダーの誕生
そして、オーテックならではの
付加価値の提供

日産車ラインアップグレードの中でも非常に人気のある「ハイウェイスター」の原点となる「ラルゴ ハイウェイスター」の発売によって、1996年にはオーテックは歴代2位の年間売上/販売台数を記録し、創立10年目で早くも累計販売台数20万台を突破しました。

1997年には、日産の代表的コンパクトカー マーチをベースにした個性派バージョン「マーチ ボレロ」を発売。また、RB26DETTエンジンを搭載したステーションワゴンとして話題を呼び、今でも根強いファンが存在する「ステージア オーテックバージョン260RS」を皮切りに、シルビア「オーテックバージョン K’s MF-T」、パルサーセリエ/ルキノS-RV「エアロスポーツ」などのスポーティバージョンの発売が相次ました。

1998年には当時流行していた「アメリカンビレット」をいち早く取り入れた、現在のライダーシリーズの先駆けとなる「キューブ ライダー」「エルグランド ライダー」を投入。また、エルグランドをベースに“走る執務室”とうたわれた「エルグランド ロイヤルライン」や簡易キャンピングカー仕様の「フィールドベース」、家族みんなが嬉しい装備を充実させた「Kid‘s バージョン」などを発売し、2000年7月には、累計販売台数40万台を達成。そして、ライダーシリーズに次ぐ、新たなシリーズとして、本革シートなどを採用した高級バージョン「アクシス」をティアナ、ステージアに設定しました。

1996~2005年の車種

福祉車両についても、乗用車からミニバンまでパーソナル向け商品を積極的にラインアップ。日本初の全自動式スロープを採用した「セレナ チェアキャブ スロープタイプ(1998年)」や2001年には、足の不自由な方が運転することができる日産車専用の手動運転装置「オーテックドライブギア」を発売しました。また、ワークユースのクルマとしてブルーバード教習車やエルグランドをベースとした高規格救急車、大型放送中継車などの特装車もオーテックで手掛けています。

そして、2004年12月には、オーナー同士の交流イベントとして「第1回 オーテックオーナーズグループ湘南里帰りミーティング*」を開催。当時の参加台数は114台、参加人数約280名でした。昨年2015年11月開催時には、参加台数367台、参加人数691人と、当初の3倍以上の参加台数規模となっています。
*第1回目の名称は「オーテックオーナーズフェスティバルin大磯」

2006~現在

カスタムカーソリューションカンパニーと
しての絶え間ない進化とさらなる挑戦

2007年にはライダー誕生10周年を記念し「ライダー 10th アニバーサリー」を発売。さらにエンジンチューニング、ボディ補剛、サスペンションチューニングなどオーテックの走りへのこだわりをかたちにした高性能バージョン「ライダー ハイパフォーマンススペック」の発売や、新商品「デュアリス クロスライダー」の発売など積極的に商品投入を図っていきました。2011年には累計販売台数100万台を達成しています。

国内にとどまらず海外向け商品の開発・生産にも注力しています。北米日産との共同企画による、初の海外向けモデル「NISMO 350Z」の生産を2007年より開始。以降、米国向け「キューブ クローム」や「インフィニティ・パフォーマンス・ライン Gクーペ」、アセアン地域向け「マーチ スポーツバージョン」、欧州市場向けには初の福祉車両用ユニット供給を開始するなど、オーテックが手掛けたクルマがさまざまな国と地域で販売されています。

日産車のラインアップの一つとして確立した「ライダー」だけでなく、近年は、スポーツドライビング志向のお客さま向けの「NISMO」シリーズの開発などにも力を入れ、日産グループにおける「カスタムカーソリューションカンパニー」として、お客さまの個性やニーズの多様化に合わせ、様々な商品を投入しております。

2006年~現在の車種

そして、創立30周年を迎える今年、オーテックを育ててくださったお客さまへの感謝の気持ちとこれまで培ってきた技術と経験、そして記念車ならではのチャレンジを凝縮したオーテック創立30周年記念車「マーチ Bolero A30」を発売いたしました。

ものづくりから販売、サービスまで一貫した機能を備えたグローバルにおける特装車メーカーとして、これからも高い品質と信頼性を高め、お客さまの期待を上回る魅力的な商品を、より多くのお客さまにご提供できるよう、挑戦を続けてまいります。